世界を旅した男の「なにか出来ること」

plusone.png●TAKE ACTION! 2008 +1

約1年前に某国の選挙期間に併せて突如YouTubeにて”世界に目を向けた”ビデオメッセージをドロップした「元サッカー選手」が、また巷を賑わせている。そしてそれは1年前のアクションから継続性を保ちつつ、「フットボールのゲーム」という形を取って具現化される”何か”だ。

football matchに限って言えば・・・・
共催:横浜市/主管:社団法人神奈川県サッカー協会/後援:財団法人日本サッカー協会/外務省/環境省/国連開発計画(UNDP)/財団法人 日本ユニセフ協会(Japan Committee for UNICEF)/独立行政法人 国際協力機構(JICA) 協賛・協力企業多数・・・
 これだけの賛同者を集めただけでも充分、というかこれらの団体のうちどれかが主催であってもおかしくない”イベント”なのだが、実際の「主催者」は”TAKE ACTION!2008 実行委員会”こと、中田英寿とそのスタッフである。・・・欧米ではこうしたチャリティーマッチにプロアスリートが参加するのは当たり前であるが、”元選手”がこうした試合を主催するのは世界でも稀であろうし、ましてやチャリティーマッチに留まらないソーシャルアクション的動き(キャンドルナイト等に汎を取っているのは見受けられるが)を包括しながらの動きを起こせる人間は皆無であろう。・・・日本人でもこうしたことができるのはあとは坂本龍一位?

 思えば、今のフットボールの世界は「グローバル化された世界」を如実に写す鏡となっている気がする。・・・「移民労働力」によらないと成り立たない世界になっているし、”国際的クラブチーム”の運営自体が、経済のグローバリゼーションの縮図のようになっていて、よくも悪くも「世界の縮図」を示す構図たりえるのだ。(それはちょうど、「聖火リレー」に中国-チベット問題が集約されてしまうように)

 「自分は個人種目にこそ向いているような人間だが、誰かに『パス』を出してそれが繋がる快感は何ものにも変え難い、だから自分はサッカーというスポーツが好きだ」、と現役時代の中田英寿は発言したが、はてさてパスを出す相手が「世界全体」に変わっただけでその純粋さは何ら変わらないように見受けられる。
 そして願わくば、チャリティーマッチ当日には・・・現役時代以上に強い意志を持った「キラーパス」が、奇跡的に美しい軌跡を描きながらどこかに繋がっていくその様を見届けたい、とも思う。


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