三十記

バンダイが新たな客層の発掘を狙い2005年に立ち上げた新企画室から、初のプロダクトが登場する。企画室の専任スタッフによる自身の経験を生かして作ら れたという手帳は、29歳11カ月から付け始める1日1日が袋とじ形式になった日記帳。商品名「三十記(みそき)THIRTY DAYS DIARY 30歳になるまでにすること」の通り、誕生日の30日前から袋とじを1ページずつ破り使用する。
 袋とじには、左ページに「過去」、右ページに「今」を考えるきっかけとなるメッセージがそれぞれ書き添えられ、空きスペースには日記を書いたり、メッ セージに対する答えを書きとめたりできる仕組み。メッセージは、「子どものころ描いていた『大人』はどんな人だったか思い出してみましょう」、「ココロに いいことの目標をたててみましょう」など。(シブ経より)
最初は「なんてしょっぱい企画なんでしょ」と眉を潜めてたものの、よく読めばプチグラさん共同企画ということでよく見てみたら、これはいい企画ですね。
 30歳という節目の一か月前から自分自身への”振り返り”や”気づき”を自然に促しながら、これからの「転機・飛躍」に繋げていこうというセルフトリートメンタルな効用が大いに期待できそうな好ツールですね。過去の自分・未来の自分と同時に対話するかのようなフォーマットも秀逸。
 仕事に熱意を持っている女性・自己実現の夢を強く持っている女性はどうしても30歳前後に「転機」が劇的にやってきてしまうように思います。それは「結婚か仕事か、の選択」だったり「体を壊す、体調を崩す」だったり(体力がガクンと落ちる時期でもあります)「家庭の事情(親の介護だったり、とか)」とかいろいろですが、何故か男性と比較すると”劇的に訪れる”ように見受けられます。その位の時期を無風で乗り切られる人はむしろ希有で幸運な存在のように思います。
(それに対しオトコの場合、結婚して子供も出来役職にも就いた30半ば位で”あーオレの限界ってこんなもんかなー? まいーかー”的なユルくも後でジクジクしたりするようなそんなもののようです。その世代の伴侶を持つミナサン、旦那がそんな感じになったら無視したりイナシたり少年の頃のオモイデバナシを聞き出したりコドモと一緒に公園にいこうかと誘ってみたりしてごまかしてはげましてあげてください)

いつまでも疾走し続けられるのならそれはそれでいいのだけれど、いつかは減速しなけらばいけないその時に、「走りはじめた場所・走った先に向かうべき場所」の再確認をするというのはすごくいいことです。”走るスピードが遅くなった”ことを嘆くより前に、「走り出したくなったキモチ」「走り抜けた後に見える風景」のほうがずっとずっと重要なんですから。

 同様の企画で、チョイ悪オヤジorソバ打オヤジの2択をせまる「ヨソジキ」とか、ダンカイ世代がリタイア後オーアバレ前に注意を促す「赤いチャンチャン記」とかどっかでやって欲しい気がします。ダイアモンド社あたりで、どうすか?

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