遂に社名から"Computer"が消えたApple

iphone.JPG

社名の「Apple Inc.」への変更と同時に発表された新製品は兼ねてから噂され続けていたものでした。

●Apple - iPhone
●アップル - Apple TV

(20:00追記)
しかし、他の2つはともかくとして(これらも”普段のMacWorld”であればかなり熱く語られる対象だった筈です)、あとの1つ・・・・iPhoneが事前に予測されていたものを遥かに凌駕するものであった為、「基調講演から一昼夜近く経った今でも熱気を帯びた反響」が起こり続け収まる気配は当分無さそうです。(きっと製品出荷時まで続くでしょう)

「歴史に残るMacWorld基調講演だ!」
「Newtonの再来だ!」
「ケータイにOS Xを搭載してくるとは!」
「スマートフォン超えだ!」(実際基調講演後スマートフォン企業の株価を大きく変動させている)
などなど・・・・・

しかし、Appleの本当の凄さとか凄みとかは、もう少し別のところにあるのだろうと自分は考えています。

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後世、Appleは「パーソナルコンピューター黎明期より『革新的なマン・マシーン インターフェイス』を開発・商品化する事によりインテリジェントデバイスの発展に貢献した企業」として記憶されることになるのではないか? そんなことを考えることがあります。
 (基調講演のジョブスの演説の中にも出てきますが)マウスに始まり、GUIによるオペレーションを徹底して洗練させてきたMac OS、iPodで採用された「手元だけで音楽をオペレーションするための」スクロールホイール等が『革新的なマン・マシーン インターフェイス』の代表例でしょう。そのどれもが”新たな扉を開く革新的なユーザーインターフェイス”だったこと、そしてそのどれもが「ハードウェアとソフトウェアを表裏一体、補完しあうものと考え、どちらも諦めることなく追求し続けた企業」だからこそなし得たブレークスルーであったように思います。

こうした視点でiPhoneをもう一度見つめ直してみると・・・・・・
●『携帯電話』に於ける”通話時の使い勝手の良さ”を確保しつつ機能を詰め込んでいくことの限界
●『スマートフォン/PDA』に於ける”携帯性と操作性のバランス追求”の限界
●『ビデオiPod(自社製品だ!)』の、iPodであるが故の操作性と視聴性の限界
を、タッチスクリーンやモーション・センサー、環境光センサ、Bluetoothヘッドセット等の機能を高度にインテグレーションする事により、これらの"限界"を(2年半の長き開発期間を経て)遂にブレークスルーしてみせた
、それと同時に「携帯」「スマートフォン」等のジャンルを取り払って、「これからあるべき携帯インテリジェント・デバイス」のリファレンスをかたちにして提示してみせたのがまさにiPhoneそのものだろうと思う。
そしてこの”かたち”は、ハードウェア/ソフトウェアを切り離すことなくプロダクツを考えてきたAppleだからこそなし得たものであり、(部分的なスペックでは凌駕されることはあるだろうが)ジョブスの言うように”今後5年間は破られることのない”革新的な製品、初代Macと同等な位置付けのエポックなのかも知れない。


もちろんiPhoneには、その期待の大きさ故様々な懸念も既に出始めている。・・・CPUはどの位の能力で電池はどの位持つのか、また、今後どのようなアプリケーションが動くようになるのか? 等。
 恐らく初代iPhoneは(その潜在ポテンシャルに比べたら)”アンダースペック”なものになるんじゃないかな、とは予想はするもののむしろその位の方がAppleらしくていい、要素技術の発展を促すことになっていいんじゃないか、と思う位。 「動くアプリ」に関しては、少なくともAcrobat readerと簡単なゲーム位はすぐにでも走るようになるだろうし、『Web2.0的に考えれば』Webアプリケーションを使っていく方向のほうがこれからは遥かに有用性が高いように思える。使用するのはgoogleアプリでも構わないし(Google Mapsは標準装備だ)、幸いなことにAppleはオフィス・スイーツアプリケーションを既に幾つか持っている。表計算ソフトももうじき、という話だし。
(そう言えばついこないだ、.macユーザ向けのサービスに関するアンケートがあったっけ。)


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iPhone以外の他の2つ、Apple TVと新型AirPort Extremeも、Appleがリビングに進出する上では重要な製品であった。数年後には「現在PCでこなしている業務の大半をiPhone位のデバイスでこなせる」ような日がきっとくるだろう。(キーボード等の入力デバイスはともかくとして)
Appleは「パーソナル・コンピュータ」の分野を切り開いたパイオニアの1人であるが、Apple IIやMacの成功体験を振り払って、自らの名前から”Computer”を捨て去る勇気を持って前進した記念すべき日、なのであろう。そういう意味でもとにかくAppleには「おめでとう!」と言いたい、そんな1日だったように思う。


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(後日追記)↑こんなことを書いといて今さら、なんですが以外と拡張性は無いみたいですね。詳しくはここいらへんを参照してください。

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