冒険の終わり、新しい夢の始まり

僕は(チームメートに)こう言ってきたんだ。“フランスは五ツ星ホテルだ。僕たちは一ツ星ホテルかもしれない。だけど、僕たちは海を持っている。自分たちだけの海を”とね。  いろいろなことが頭をよぎるよ。1982年大会、僕は父親に肩車されて、優勝したイタリアチームを見ていたんだ。こんな素晴らしいことはないよ。 ----イタリア代表 ガットゥーゾ選手の談話より (スポーツナビ)

日本のサッカーが「自分達だけの海を持っている」と胸を張って言える時はいつかくるのだろうか? そんな事をふと考えてしまう発言。 しかし流石イタリア男子、格好いい表現をさらっと使うなぁ。

 ワールドカップが終わってもう3日。 日本がまだ試合をしていた予選ラウンドの頃の事や大会前の事とか、もう随分過去へと遠ざかっていってしまった気がしますが、大会中に印象的だった発言を中心に今回の大会を振り返ってみたいと思います。

上川主審は「強いチームは汗をかいている」ときっぱり。日本は、地道にボールを追い掛ける泥臭い部分が欠けていると、映った。広嶋副審は「相手ボールにプレスをかけることをさぼったら、幾ら技術のある選手がいても勝てない」と指摘した。(中略)4年前の日韓大会にも出場した上川主審は今回、世界のサッカーは、プレーのスピード化が進んでいると実感した。「無駄な動きがなくなり、先を考えたプレーをしている。強いチームはトラップひとつでも次に連動している」と上川主審。(YOMIURI ONLINE)

”W杯で最も活躍した日本人”上川徹主審の言葉。選手を最も近くで見ている第三者、というだけでなく「試合の流れを読みながら動き、『試合を作る』役割を果たす」審判の眼から見ての発言だけに重みがあります。

今大会で感じたのは、(相手チームとの)体格差だった。フィジカルの強い相手とやるときに、90分間通して相手の攻撃に耐えられるようにならなければ。ただし、これは個人個人の問題というより、若い時から鍛える必要がある問題だ。そういう環境がなかった(今の)代表の選手たちは彼らなりに精いっぱいやったが、その体格差の壁を越えることができなかった。世界と対等に戦うためには、そういう部分もこれから考えていかなければならないと思う。(中略)フィジカルを鍛えていくことは、日本の選手にとって無理ではないと思う。私も何十年とブラジル代表で見てきたが、海外に出て長くプレーしている選手、例えばロナウジーニョやカカらはブラジルにいた時は華奢(きゃしゃ)だったが、それぞれのクラブで鍛えて見違えるようになった。彼らも(もともとは)日本人と同じような体格だったわけだから、各クラブの鍛え方次第で日本人も確実に進歩すると思う。(日本代表ジーコ監督 退任会見)
「ジーコが退任間際に(言わずもがなの)体格を言い訳にしてきたよ」というのが大方の感想だったようですが、ブラジルも体格に勝る欧州勢と伍する為に60年代にトレーニング体系を確立させたからこそ今のブラジルがある訳で、またジーコ自身もそうしたトレーニングを積んでフィジカルを鍛えてきた、という事を忘れずに。

今日直面した問題は予期しないものだった。2人の選手を交代しなければならなかったが、それは非常に手痛いものだった。ドイツは我々より柔軟性があったので有利だった。我々は試合のほとんどで主導権を握っていた。選手たちは全力を尽くした。我々は常にドイツより良いプレーをしていたと思ったが、それだけでは試合に勝てないこともある。私に言えるのは、アルゼンチンは魅力的なサッカーをしてファンを獲得したということだけだ。(GER-ARG:ホセ・ペケルマン監督 (アルゼンチン)コメント)
始まる前は「今回は攻撃の大会になる」と言われていたが、終わってみれば非常に得点数の少ない結果に終わってしまった。その事はブラジル・アルゼンチンの南米2強が比較的早期に敗退してしまった事も少なからず影響があったと思う。”最も攻撃的なチーム”として数えられていたアルゼンチンも、「守備的な交代策」が裏目に出て破れたのが象徴的。

(まだまだ続きます。エントリー完成は今週末位??)

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