野球場でサッカーをする

草サッカーのチームに所属している頃一度だけ”野球場”を使ってゲームをやった事がありますが、これ実際には相当の違和感がありますよ、という話です。

のまのしわざ:サッカー USA vs JPN
(実際に試合会場まで足を運ばれたのまのしわざさんがグラウンドの写真をアップされているので、それを見ていただきながら読んでいただくとよく分かる話かと思います)

数年前に、当時所属していた草サッカーチームで夏合宿(!)を中伊豆でやった事があって、その時1日だけサッカーグラウンドの手配がつかなくて野球場−−−恐らく2000人位は観客を収容出来るくらいの規模の−−−でしかたなく練習した事があります。
(こういうグラウンドの手配とか斡旋とかはペンション側でやってくれるものなのですが、サッカーコートが4面以上同時に取れるような施設も中伊豆には幾つかあるのにも関わらず、野球場しか取れなかったというのも結構珍しい事ではあるのですが)
 で、まず何が違うかというと「廻りの風景の見え方」が普段とまるで違います。−−−基本的に円形に近い野球場のフィールドに長方形のサッカーグラウンドを無理矢理入れ込む訳ですから当然「グラウンドと観客席の位置関係」は平行では無い上に野球場の観客席は外野席の方が高くなっていたりする、そんな「グラウンドの周囲の風景」の普段との違いから”サッカーグラウンド内での位置感覚”がかなり分かりにくいです。距離感もさる事ながら方向感覚も何か常に「斜めに走っている」ような違和感が付きまといます。
(”グラウンドの周囲の風景”の慣れ、というのはサッカーのポジショニング感覚では結構重要な要素で、所謂「ホーム&アウェイ」で”ホーム”が有利である理由の1つにはこうした理由もあります。)
 それともう1つ言えるのは「明らかに縦が短く横幅が広い」グラウンド取りしか出来ない、という事。
縦は少なくとも5-6m短いはずです。上記した野球場は確か両翼93m、センター115m位の大きさだったと思いますがグラウンドの取り方としては(今回の米国戦と同様に)ホームベース-左翼もしくは右翼方向に長辺を取るしかないので、当然縦方向は「両翼までの距離+数メートル(といってもせいぜい2-3m
位)」にしかならないので、当然(サッカーの国際試合の基準サイズである)”105m”には足りません。(今回米国戦に使用されたSBCパークは、本塁-左翼間約103メートル、右翼までは約94メートルとの事) その癖横幅はしっかり取れるので感覚的には相当「縦の距離が短い」グラウンドです。
 で、アメリカ代表はやはり「縦に短く横が広い」グラウンドでのゲームに相当慣れていたと思います。(のまのしわざさんの、特に1枚目の写真がよく分かるのですが)縦方向をかなりコンパクトに保って高い位置からプレッシャーをかけて、ボール奪取した後は左右をワイドに使って攻める−−−これは試合戦略とかそういうレベルではなくて”こういうコンディションの時はこうやるんだよな”という経験値とか慣れとかのレベルの問題で、日本代表が対応しきれない時間帯のうちに勝負を決めてしまったな、というのが今日の試合の中でも結構大きい要素だったように思います。

 ところでシドニー五輪の時にも出ていたランドン・ドノバンってまだ23歳だったんですね。中田・中村と同じ位の世代かと思っていたのでちょっと驚き。

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