ドイツW杯の開会式中止に

ニュースを聞いた当初は「開会式プロデューサーとFIFA/組織委との摩擦」が原因かな、とも思ったのですがそれだけでも無さそうです。

スポーツナビ「W杯開会式を取りやめ ピッチの状態に配慮」
独サッカーW杯の開会式中止 入場料は払い戻しに(asahi.com)

 開会式は著名アーティストらが参加し、過去に例がない大掛かりなものが計画されていた。FIFAのブラッター会長は「軽い気持ちで決めたことではない。スポーツの側面を優先しなければならない」との声明を出した。既に販売した入場券はすべて払い戻す。  ドイツ国内では、中止決定は開会式の予算が当初予算をかなり上回る2500万ユーロ(約34億5000万円)となったことや、開会式の入場券販売の不振が原因とする見方もある。(スポーツナビ)

 国際サッカー連盟(FIFA)は13日、サッカー・ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で、6月9日の開幕戦に先立ち、同7日にベルリンの五輪スタジアムで予定していた開会式を中止すると発表した。ほぼ完売していた最高750ユーロ(約10万円)の入場券は払い戻される。
 FIFAは総芸術監督のアンドレ・ヘラー氏らに、芝生を傷つけないような演出を要請したが、折り合いがつかなかったという。 (asahi.com)

開会式の内容に触れている他の記事なども読むと、予定されていた開会式が「オリンピック並に大掛かりにショーアップ」されたものだったろう事は想像が付くのですが、そうした「五輪並みの大規模な開会式」が、興行的にも会場(グラウンド)の保全面でも両面で”実現不可能なプラン”だったという事なのでしょうね。(チケットは完売だった、と伝えられてはいますが、TV中継の契約が取れなかったとかもあるのでしょう。)
(夏期五輪の開会式に大抵使われる「メーン・スタジアム」で行なわれ陸上競技は”スタジアムの芝の痛み具合”にあまり影響されない上に、競技自体がスタートするのが開会式から1週間以上経過してからですからね)

今回の事を考えると、98年フランスW杯のオープニングの演出は、「パリという街の記号(凱旋門とか)」を有効に利用しながらも印象に残るうまいセレモニーの演出だったのだなあと今になって改めて思ったりもします。

pic_globus_ffm_wm2006ちなみに総芸術監督の1人のアンドレ・ヘラー氏はマルチメディアアーティストで、(既に3年前から巡回している)「巨大な”サッカー地球儀”情報館」の作者でもあります。

※ちなみに、「日本におけるドイツ 2005/2006」の一環として、1/29までW杯の公式アートポスター全展を含めた展覧会「ドイツ×サッカー×アート展」ギャラリーエスにて開催されています。

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