6秒サンプリング裁判、決着へ

他の楽曲の断片を自分の作品の中に組み込む音楽スタイル、サンプリング手法に関し、パンクラップグループのビースティ・ボーイズは米連邦高裁で勝訴した。  米第9巡回控訴裁判所は2003年に、同グループがフルート奏者のジェームズ・ニュートン氏が1978年に作曲した「Choir」から6秒間を取り出して使用することを認可するとの裁定を下した。この裁定に対する再審議の要請を、同裁判所は11月9日に却下した。  2003年には同グループはニュートン氏の録音物のサンプルについてライセンス料を支払うことで著作権保護に従っており、それ故に構成物である楽曲について付加的な料金を支払う必要はないとの判決が、3人の判事により下されている。 (中略) 「バックグラウンドに流れるC音によって区切られる3つの音符から構成される当該楽曲の短い一部をビースティ・ボーイズが使用した方法が、ニュートン氏の著作権を侵害したとする主張は不十分である」との見解をメアリー・シュローダー判事は述べている。  ビースティ・ボーイズは1992年のアルバム「Check Your Head」の収録曲である「Pass the Mic」でこの楽曲のサンプルを使用した。
少し前のニュースですが重要な話題なので、一応。 ネット上では”たった6秒間のサンプリングで著作権侵害になるって?!”という部分(※注)のみ話題として取り上げられてきて今まで裁判の過程や背景があまり伝わってこなかった(現時点でも詳細はよく分からない部分も多いのですが)のですが、IT mediaのニュースによるとビースティは先にライセンス料を支払っていたようですね。 だとしたらこの裁判は「サンプリング技法の是非」や「音楽での”著作権侵害”での線引き」の問題よりも、ビースティとニュートン氏の間での「ライセンス契約時の相互の”認識の相違”」の問題の方が大きかったのだろうな、と思います。 ビースティ・ボーイズ OFFICIAL WEB SITE

※注:BPM120のミドルテンポの曲では”6秒間=3小節”にあたります。また、音楽理論上の「『旋律』の定義」は(確か)”3音以上の音程の連接”という事になっていますが、それ以上の音数で音程と譜割が一致しているからといって必ずしも著作権を侵害しているとは単純に言いきれない部分があります

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This page contains a single entry by tami606 published on November 14, 2004 7:23 AM.

今日の空 was the previous entry in this blog.

そうか”鎮守”ってそういう事だったんだ is the next entry in this blog.

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